半田付け一切無しでJapaninoのヒューズビットを再設定する

Japaninoはマイコンに興味を持つ層の拡大に大きく寄与していると思いますが、前述のとおりXtalが付いているにもかかわらず有効になっていないため、ちょっと突っ込んだことをやろうとする場合、それが障害になってしまうことがあります。
前回はAVRライタを用いてヒューズビットを書き換えてXtalを有効にしましたが、Arduinoに初めて興味を持って本誌を買った方が半田付け可能かつAVRライタ持っているかというと厳しい感じがしますので、AVRライタ無し、半田付け無しでヒューズビットの書き換えを試行しました。
FTDI BitBang methodでヒューズビットを書き換えます。
eJackinoの開発等でおなじみのKimio Kosakaさんの(番外) FTDI BitBang AVR-Writerを参考に、ソフトウェアの準備をしておきます。
必要な電子部品は以下の三点。
USBシリアル変換モジュール AE-UM232R
ブレッドボード #一例ですがブレッドボード用ジャンパワイヤも必要です
USBケーブル(A-miniB) #百円ショップにあるもので十分です

ブレッドボードのジャンパワイヤを「配線接続」を参考に
CTS(MISO)をD12
DCD(MOSI)をD11
DSR(SCK)をD13
RI(RESET)をRESET
VCCを+5V
GNDをGND
に配線します。
配線例です。
# 写真ピンボケがひどすぎるので差し替えてみました。

VCCとGNDの配線が正しければPOWERのLEDが点灯します。
配線が完了したら、avrdude-GUIを起動します。
avrdude.exe Fileは右の...ボタンを押し、avrdude.exeがあるディレクトリを指定します。
ProgrammerはFT232R Synchronous BitBang(diecimila)を選択。
DeviceはプルダウンメニューからATmega168を選択します。
以下は設定例です。

FuseのReadボタンを押し、lFuseがD2になっていることを確認したら、C6に書き換えて、Writeボタンを押してください。
確認ダイアログが表示されますので、

はい(Y)を押して完了です。