2017年09月22日のツイート

ヒメウズラの孵化器を組み立てる

姫ウズラの孵化器を組み立てました。

コンセプト
理想的な孵化温度は37.7度、30度を下回っても40度を上回ってもNGということで、温度管理がシビアなのでそこを自動化しました。
目標は転卵機能のない孵化器と同性能をなるべく安く実現すること。
後、AC100Vは扱いたくなかったので、後述するサーモスタットの仕様にあわせ、DC12Vで統一しています。
姫ウズラだけでなく温度設定次第で、他の卵や孵化後のサブヒーターに応用できるかと思います。

難易度は低めですが、マニュアルを読む忍耐力とはんだ付けの技術は必須。

基本構成

※ ACアダプターと箱が総額押し上げていますが、ACアダプターはHARDOFF等でジャンク漁り、箱は断熱がキモなので段ボール+タオル等で代用できます。いろいろ工夫してみてください。

あったほうがいいもの

  • 保冷剤(袋に入ったゲル状のもの。シートヒーターの周囲において蓄熱材として利用します。加熱に余計時間がかかるようになるので注意)
  • テスター(+−の判別に)
  • 各種工具

キーパーツであるサーモスタットの使い方は、恐らく互換品と思われるここが参考になるはず。

配線
マイナスの精密ドライバーでネジを舐めないように回します。ネジの精度が良くないようで、+ドライバーでこじると簡単にネジ穴を舐めてしまいます。ものによっては固めにしまっているので注意してください。

ACアダプターはセンターなので、それを+12Vへつなぎます。
マイナスはGNDへ。
+−の間違えにはくれぐれもご注意を(壊れます)。

さらに+12VK1端子を銅線でつなぎます。
K0端子とシートヒーターの片方の線(コネクタをちょん切って銅線を引き出してください)を接続。もう一方のシートヒーターの線を+12Vに接続すると完成です。シートヒーターの極性はありません。
各端子がショートしていないか、極性は正しいかよく確認してください。

写真、ちょっと見づらいですが、黒地に白いラインが入っている線が+。
※ つまり、12Vをサーモスタットに給電するとともに、並列にスイッチ(K0,K1)を介してヒーター用の電源として使っています。

設定
説明どおり、SETボタン長押しで設定モードに入ります。
P0をHモード
P1は初期値の2.0だと温度変化が激しく、ちょっとした作業で35度を下回りかねないので0.6にします。値をもっと小さくしてもいいですが、あまり小さくしすぎるとリレーのカチカチ音が気になるかも。ここら辺はお好みで。
温度設定は38.3にしてみました。
これで37.7〜38.3度で保たれる(ハズ)

注意する点
シートヒーターは扱いやすい反面、発熱量は大したことがありません。
卵も呼吸していますので、換気に注意しつつ保温できるよう工夫してみてください。

というわけで、稼働開始です。卵を入れる前に予熱をしっかりしてください。私の環境では丸一日ほどかかりました。

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