航空自衛隊佐渡分屯基地へ行ってきました
昨日、PTAの研修旅行で航空自衛隊佐渡分屯基地へ行ってきました。
当初うかがっていた話ではベースキャンプ地区の改修工事が終わっている筈だったのですが、まだ工事中でした。
そんなばたばたしたところへ大挙して押し寄せてしまい、申し訳ない気分になりながら、案内を受けます。
最初に見た講習用ビデオ
バンダイビジュアル作成の防衛の必要性についてと、基地自主制作のJ/FPS-5(ガメラレーダー)建設に至る経緯。こちらはプロジェクトXのパロディ2ちゃんねる風味。
# 非常にわかりやすく面白い内容でした。
三菱F-1支援戦闘機
戦後初の国産支援戦闘機
母体はT-2練習機です。
好きな機体なのですが、全機退役済みです。
軽装甲機動車
今回お邪魔した基地では連絡移動などに重宝されている様子。高機動車ではいかんのか?
オリーブドラブ一色の塗装です。燃費は4〜5km程度のこと。後述の雪上車と余り変わりませんね。ガラスはもちろん、タイヤも防弾仕様で一本100万円位。本車両は2300万程度で調達できるとのことです。
雪上車群
豪雪地帯なので、本装備は必須。ディーゼル駆動で燃費はリッター4km程度とのこと。
手配していただいた自衛隊のバスに乗り込み、レーダーサイトへ移動します。
除雪の関係もあり、ガードレールがほとんど無く、断崖絶壁のようなところを進みます。見晴し「は」最高。
旧レーダー
金北地区に設置され、長年日本の空を守ってきたレーダーサイト。
新レーダーの稼働に伴い、既に機材撤去が始まっています。
隣には金北山神社が建っています。
J/FPS-5(通称ガメラレーダー)
妙見地区に設置され、今年2月より稼働を開始した新型レーダー。
遠目に見ても大きいことはわかるのですが、とにかくデカい。
3面で構成され、直径18メートルのドームで覆われている面が対弾道弾(ミサイル)用、残りの半径12メートルの2面が対航空機用とのことで、9月11日に打ち上げられた日本製GPS衛星「みちびき」も本レーダーで追尾したとのことです。
レーダーを構成する建物の外周は避雷線で取り囲まれており、横からの被雷にも対応できるとのことですが、昨年一冬で避雷線を交換したそうで自然の厳しさがうかがえます。
帰りは今までの好天が嘘のように、急にガスってきました。成程山の天気は変わりやすいものです。
今回、かなり無理を言って見学に応じていただいた、航空自衛隊佐渡分屯基地の皆様本当にありがとうございました。